食物繊維ってよく聞くけど一体なんなん?
今回の記事では地味な食材のイメージがある食物繊維について執筆しています。
食物繊維は昔は食べカスとして認識され、軽視されていましたが、近年では第六の栄養素として注目が集まっている食材です。
この記事を見ることであなたの持つ食物繊維のイメージが変わるかもしれません。
食物繊維とは?
「人の消化酵素で消化されない、食物中の難消化性成分の総体と定義されている。」
噛み砕いていうと、人は食物繊維を消化できないので食べるとそのまま排泄される。
ただし食物繊維をとることで腸内環境を整えて大腸がんなどを予防する効果や、肥満予防、2型糖尿病、心臓病のリスクを低減させることが出来る食べ物です。
食物繊維の種類
食物繊維には大きく分けて二種類あります。
それぞれ特徴があるので下記をご覧ください。
水溶性食物繊維
含有量ベスト5
一位 ごぼう
二位 かぼちゃ
三位 にんじん
四位 ほうれん草
五位 ブロッコリー
他にも海藻類、きのこ類など
水溶性食物繊維の主な働き
- 血糖値の上昇を緩やかにする
- 脂質異常症を予防する
- 腸内の有害物質を排出する
- 高血圧、肥満を予防する
- 発ガンを抑制する
- 腸内の善玉菌を増やす
不溶性食物繊維
含有量ベスト5
一位 ブロッコリー
二位 ごぼう
三位 かぼちゃ
四位 根深ねぎ
五位 にんじん
他にも豆類、海藻類など
不溶性食物繊維の主な働き
- 便の量を増やす
- 便秘を予防、解消する
- 腸内の有害物質を排出する
- 腸内の善玉菌を増やす
- 大腸がんのリスクを下げる
- 肥満を予防する
結局食べたほうがいいの?
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく食べることで健康を維持することが出来るので積極的に食べたい食材である。
成人男性の場合、一日の摂取量の目安はおよそ20gとなっていますが、近年では食の欧米化により目標摂取量に届いていない人が増えています。
その結果、肥満や大腸がんのリスクの増加に繋がりますので、普段の生活の中で意識して食べましょう。
野菜ジュースで代用したらダメなの?
野菜ジュースのデメリット
- 野菜ジュースでは作る工程で不溶性の食物繊維が失えわれる
- ビタミン類は生野菜よりも少なくなる
- 糖分が多く入っている
- 添加物が入っている
野菜ジュースのメリット
- 買って来て飲むだけなので超手軽
- 保存が出来る
- 毎日の生活に取り入れやすい
メリット、デメリットを考えると野菜ジュースだけで野菜を取っている気持ちになるのは危険。三食の食事に出来るだけ野菜を食べ、足りない分を野菜ジュースで補うつもりで飲むのが健康にはよいだろう。